「たった一人の理解者。」
「たった一人の理解者。」
カウンセリングをしているとふと思う。
「こんなに思いを向けてくれる人がいるなんて…。」
「こんなにも思いを向けてくれた人がいるなんて…。」
って。
「今頃生きていれば…。」
「あの人はもっと…。」
「あの人はこんな才能があってね…。」
そんな言葉を聞く度に、
「自分には、これだけ思いを向けてくれる人がいるのか?」
「こんなにも愛情を傾けてくれる人がいるのか?」
「こんなにも理解してくれる人がいるのか?」
と思うことがあるのです。
そして、この世を去っても尚、
その気持ちを故人に対して大切に持ち続け、
その思いは決して消えることはなくて、
その人の中で生き続けていく。
それ程の思いを傾けられていたことを、
それ程までに愛されていたことを、
天国にいるあの人は知っているのだろうか?
とふと思うことがあるのです。
そして、こうも思うのです。
きっと知っていたんだよね。
きっとどこかで分かっていたんだよねって。
もし分かっていなかったとしても、
天国できっとやすらかな気持ちと共に、
その思いを受け取っているよねって、
そう思うのです。
僕たちは、見えない何かで今もつながっているってそう思うのです。