大切な人を忘れても酷い人じゃないんだよ。
「忘れるってことは、
思い出せないこと。」
「だから、思い出せる限り、
あなたは大切な思い出を忘れてない。」
「古い傷を見たら、あの時にあんなことがあったなって思い出せるように。」
「だから、忘れないようにいつまでもずっと覚えておく必要はないんですよ。」
って、私は原田先生にそう教わりました。
大切な人を亡くした時に、
ふと僕たちは、他のことを考えていたりして、
頭の中から忘れていることがある。
そんな自分を責めて、「忘れるなんてひどい…。」
なんて思う事がある。
でも、忘れて酷いなんて思わないで。
あなたは忘れていないんだから。
思い出せる限り、あなたは覚えているんだから。
覚えているってことは、
必要な時にいつでも思い出せるってことだから。
ずっとずっと頭の中に大切な人がいなくても、
あなたは忘れてもいないし、
忘れるわけもないし、
酷い人間でもない。
あなたの心にはずっとその大切な人がいるんだから。